考古学者が古代エジプトのミイラ工房を発掘

ネクロポリスの現場で見つかった別個の作業場は、人間と神聖な動物を保存するために使用された可能性が高い

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エジプト当局は、カイロ郊外の遺跡で古代のミイラ製造所と墓が発見されたと発表した。

この遺跡は、ユネスコの世界遺産に登録されているエジプトの古都メンフィスの一部であるサッカラの墓地で発掘された。

エジプト考古学最高評議会の事務局長モスタファ・ワジリ氏によると、この遺跡で発掘された2つの古代の作業場は、約2400年前に人間や神聖な動物のミイラを作るために使われていたという。

考古学者らによると、この作業場はファラオ王朝第30代後半（紀元前380年から紀元前343年）やプトレマイオス朝時代（紀元前305年から紀元前30年）まで遡るという。

研究者らは、土鍋や儀式用の器、ミイラ作りに使われたと思われるその他の品物など、多くの考古学的発見物を現場で発見した。

観光考古省は声明で、人体ミイラ化作業場はレンガでできた長方形の建物で、複数の部屋に分かれていると指摘した。

これらの部屋には、ミイラ化の過程で人体を安置するために使用された石のベッドが2つあることが判明し、その寸法は長さ約2メートル、幅1メートル、高さ50センチメートルでした。

研究者らはまた、現場で大量の亜麻布と黒い樹脂を発見したが、これらは防腐処理に使用された可能性が高い。

動物のミイラ製造工房は、泥と石を混ぜたレンガで作られた独立した長方形の建物で、いくつかの部屋とホールに分かれており、その中では、さまざまな形や大きさの多数の陶器製品が、亜麻布、刺繍道具、いくつかの青銅とともに発見されました。考古学最高評議会の事務局長は、ツールだと語った。

考古学者らはまた、この場所で神聖な動物のミイラを作るために使われたと思われる5つの石のベッドも発掘した。

瓶の中にまだ残っている化学薬品の残留物を分析することで、防腐処理の過程で使用されたと思われる樹脂、タール、油の混合物を特定することができた。

発見された化学物質の痕跡と、現場で発掘された容器の外側の記述を照合することで、科学者たちはミイラ化プロセスで使用された特定の材料についての新たな詳細を解明できる可能性がある。

当局によると、現場で発見された墓は古代エジプト古王国の高官と新王国の司祭のものだった可能性が高いという。

エジプト政府はパンデミック後のエジプトへの観光促進を期待して近年、考古学的発見をより広く宣伝しており、今週末の大規模な記者会見でこれらの新たな発見を発表した。

「同省は、エジプトの独特のアイデンティティと特徴を維持しながら、エジプトの博物館や考古学遺跡の開発に熱心に取り組んでいます。これは、訪問者に提供されるサービスの効率を向上させ、ユニークな観光体験を提供することに貢献します」と観光大臣のアーメド・イッサは述べた。考古学。

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エジプト観光考古学省

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