アフリカ気候サミットは洪水や飢餓からの資金調達に焦点を移すことを目指す

コンゴ北東部のオート・ウエレ地方にあるガランバ森林の航空写真、2009 年 2 月 21 日。ロイター/フィンバー・オライリー//ファイル写真、ライセンス権を取得

ナイロビ、8月31日（ロイター） - 環境優先課題にどのように資金を提供し、洪水や飢餓の被害者であるアフリカから焦点を移すかが、来週のアフリカ大陸初の気候変動サミットでの議論の中心となる一方、活動家らは資金調達のための炭素市場を拡大する計画に抵抗している。 。

国連の統計によると、アフリカ諸国は世界の炭素排出量の約3％にすぎないが、アフリカの角でここ数十年で最悪の干ばつを含む、気候変動に関連した異常気象の影響にますますさらされている。

非営利団体「気候政策イニシアチブ」が昨年発表した報告書によると、アフリカは気候への影響に対処するために必要な資金のわずか12％しか受け取っていない。

ケニアのソイパン・トゥヤ環境大臣は、月曜日からナイロビで始まるサミットに先立ち、「飢餓、飢餓、洪水の被害者であるアフリカから会話を変え始めることを目指している」と語った。

「新たな物語は…気候変動への取り組みにおいて世界をリードする、タイムリーかつ公平かつ大規模な資本を誘致する意欲と準備ができているアフリカでなければならない。」

来月9月にニューヨークで開催される国連気候変動サミットと、11月末からアラブ首長国連邦で開催されるCOP28国連サミットに先立ち、数千人の参加者が解決策について議論する予定だ。

サミットの主催者らはまた、数億ドル相当の取引がナイロビで締結されることを期待していると述べた。

汚染者が植林や再生可能エネルギー生産などの活動に資金を提供することで排出量を相殺できるようにする炭素クレジットなどの市場ベースの資金調達手段は、資金調達オプションのリストの上位に挙げられている。

政府も債務と自然の交換に関心を示している。 ガボンは今月初め、名目5億ドルの対外債務を買い戻し、同規模の環境に優しい償却債券を発行することで、アフリカ初のこうした協定を締結した。

この取引は、保全資金として使用できる節約を生み出すことを目的としています。

しかし、気候変動資金に対するサミットのアプローチは市民団体からの批判を集めており、そのうち500団体以上が公開書簡の中で、アフリカを犠牲にして西側の優先事項を推進しているとして主催者を非難している。

同団体は書簡の中で、「こうしたアプローチは富裕国や大企業を勇気づけて世界を汚染し続け、アフリカに多大な損害を与えることになる」と述べた。

署名国の一つであるパワー・シフト・アフリカの上級顧問アモス・ウェマニヤ氏は、資金提供は、これまで貧しい国に対して行った約束を果たしているが、これまで部分的にしか果たせていない裕福な国から来るべきだと述べた。

ホスト国のケニアは、アフリカで取引される炭素クレジットの4分の1を占めると述べ、市場におけるアフリカの野心のモデルとなることを期待しており、投資誘致を図るための法案を導入している。

6月にはオークションが開催され、サウジアラビアの企業が220万トン以上の炭素クレジットを購入した。

ケニアで炭素クレジットを生み出すプロジェクトの 1 つは、BURN Manufacturing による、汚染のひどい木材や木炭ベースの火に代わるクリーンな調理用ストーブの製造です。

BURNの最高商業責任者のクリス・マッキニー氏によると、炭素クレジットからの収入により、BURNは生産コスト40～50ドルの代わりに、1台当たり12ドルの補助金でストーブを貧しいケニア人に販売できるようになったという。

同社はこれまでに 360 万台以上のストーブを販売しました。

同氏は「われわれはまだ表面をかろうじてなぞったにすぎない。問題の規模は巨大だ」と述べた。

公表された議題によると、来週のサミットのハイライトの一つは、アラブ首長国連邦とアフリカ炭素市場イニシアチブ（ACMI）が関与する協定となる予定だ。

ACMIは、アフリカの炭素クレジット生産量を2020年の1600万から2030年までに3億、2050年までに15億に増やすことを目的として、昨年エジプトで開催されたCOP27サミットで発足した。